スリランカの旅~9~アーユルヴェーダの診療所へ(2)
2015年4月30日
アノシャさんにスリランカのアーユルヴェーダ事情を聞いたら、ローカルの人は西洋医学の病院は高いからアーユルヴェーダ病院に行く(アーユルヴェーダのお医者さんは「払えるだけ払う」スタイルが多いみたい)という感覚のようだ。
しかもオイルマッサージを受けるっていう習慣は、あまり知られていないんだって。
(今日は他のゲストの方と一緒に食事↓)
アノシャさんにスリランカのアーユルヴェーダ事情を聞いたら、ローカルの人は西洋医学の病院は高いからアーユルヴェーダ病院に行く(アーユルヴェーダのお医者さんは「払えるだけ払う」スタイルが多いみたい)という感覚のようだ。
しかもオイルマッサージを受けるっていう習慣は、あまり知られていないんだって。
例えば膝が痛いというと、Dr.がオイルを塗ってくれて必要な場合は、自宅で自分で塗る分のオイルを処方してくれるとか。
このゲストハウスに初めて来た時、鼻水だらだら垂らしている私を見てアノシャさんが「まずは鼻水とめないと治療の効果が出にくいから」って、Dr.から処方されてる丸薬を分けてくれた。
アノシャさんもアーユルヴェーダ勉強しているって言ってたので、「これは何でできてるの?」って聞いたら、
「それはDr.ごとの秘伝の処方だから、わからない。普通は教えてくれない。出されたものを飲むだけ」そうだ。
インドでも近年になってやっとグジャラート州のアーユルヴェーダ専門の大学ができたように、体系立てて学ぶというよりも、代々その家系に伝わる秘伝の処方をそれぞれが守ってきたというスタイルなんだろうか。
スリランカにもアーユルヴェーダの大学はあると聞いてたけど、
どちらにせよ、日本みたいにお医者さんでもない私みたいのが、アーユルヴェーダの知識を学べる機会があるというのは、本当に有難くて貴重なことなのかもしれない。
朝食後、今日も診療所へ向かう。
Dr.の診察は希望すれば毎日受けれるが、ちょっと高くなるので今日はトリートメントだけを受ける。
希望すれば帰国後用の薬ももらえると聞いたので、花粉症用の鼻水止める薬をお願いしたけど、
わたしの場合はこれからバーべリンに行って、そこのDr.がどんな処方をするかわからないので、
「ここで与えた薬がかえって悪くすることも考えられる」から無理だと断られる。
ごもっともな意見で、アーユルヴェーダは伝統医学なんだなって改めて感じる。
今日はアビヤンガの後、ハーブボールで頭から足の先まで裏も表も全身ペタペタして発汗。
赤米を炊いて布にくるんで詰めたものを、牛乳で煮て作るらしい。
「ココナッツミルクじゃないの?」って聞いたら「牛乳の方が栄養価が高いから」だって。
施術中ミルクが冷めないように、何度も適温に温め治して繰り返す。
おいしい香りが全身から立ち込めて、なんだか自分が食べ物になったかのよう。
ハーブスチームバスとはまた違った優しい発汗法。
アーユルヴェーダでは、「オイルマッサージの後は必ず発汗」というのが基本。
日本のエステでアーユルヴェーダって看板出してても、発汗してからオイルorオイル後タオルでふき取りだけっていうのは、アーユルヴェーダ的には全く意味がないのだ。
流す方向も西洋のアロママッサージとは逆方向。
ミルクのせいでその後のお茶の時間は、ハエがたくさん寄ってくる(-_-;)
今日は、銀行でお金をおろした後、スーパーマーケットと洋服屋さんに連れて行ってもらう。
「オイルでベトベトになるので、古い下着とTシャツが必要」と言われてたけど、ちょうどよいのがなかったので、手ごろなものを買いに行く。
トリンプなんかは日本で買うより1/3くらいの値段で買える(サイズが合わないけど)
し、スリランカには繊維工場がたくさんできてるそうで、思っていた以上のカラフルな品揃え。。
500ルピくらいで可愛い柄のスカート見つけ、私を含めみんなの目が真剣モード。
隣のスーパーではスパイスがめちゃ安くて大人買い。
今日の夕ご飯。
明日はとうとうバーベリンに旅立つ。
最初の計画では、ここにずっと滞在する予定だったけど、雨期のシーズンオフレートはは部屋代半額と聞いて、思い切って奮発したのだ。
次来るときは、もう少しここでゆっくりしたいです。