Everyday Ayurveda 「毎日役立つアーユルヴェーダ」

アーユルヴェーダとはサンスクリット語で「生命の科学・智慧」 。自分の体質を知り自分らしく生きるエッセンスがいっぱい。

クリシュナ先生の言葉(1)

スクールに通うことの一番の魅力は、充実したテキスト以上に、

そこには載っていない先生たちから与えてもらう生のアーユルヴェーダの世界観♪

朝9時半から夕方5時まで二日間ぶっ続けであるので、ウトウトしてしまう時間がないとは言えないが、この1年半の間、何回も先生の言葉で感動したり、いままでの固定概念がガラガラと崩れ去ったりする体験を何度もしてきた。

今回のカウンセリングでも、クリシュナ先生の大きさ=アーユルヴェーダの世界観の大きさに改めて触れることがあった。

カウンセリングの時間は11:40~開始。

道に迷った私の友人が20分ほど遅れてしまったため、その間先生はいつもの通り授業を進めてる。

 汗だくになった友人が何度も謝りながら恐縮して部屋に入ってくると、先生は顔色ひとつ変えず笑顔で迎える。

呼吸があがり汗がとまらない友人を見て、彼女が落ち着くのを待つように、安心させるように話しかけて彼女をほぐしてる。

カウンセリングを終えて、午後の授業では生徒からの質問タイム。

先生がどうしてこういう質問をしたのか、先生は彼女のドーシャをどうみてるのかetc.

質問が飛び交う。

彼女のケースはよくあるアーユルヴェーダのハウツー本の問診なんかで一見で判断すると、ドーシャが3つ混在してるトリドーシャタイプだなんて間違って判断されそうなタイプだから、

皆の意見を聞きながら改めて今まで学んだ知識の紐をつないでいく。

そして最後に先生が「ちょっと重たい話になりますが。。」と言いかけるので

なんとなく緊張して耳を傾ける。

「今日の彼女は結局20分遅れましたね。そのせいで、みなさんの中にはイライラしている人もいましたね。」

私も一番前の席に座りながら、一部分なんとなく不穏な空気を感じていたので、やっぱり先生が気づかないわけないね。

てっきり、遅刻ということについて注意が入るのだと思い(先生はインドでは、時間に正確な人ってことで有名な人らしい。。)さらに緊張してると、意外な言葉が続いた。

「そうやってイライラしていた人は、病気になります。もし心当たりがある人がいるなら、それはとても未熟なことです。努力が足りません。改善するよう努力しましょう。

もちろん、彼女の遅刻が今後も継続して悪影響を及ぼすと思われるなら、私たちにも何らかの改善策を考る必要がありますが、彼女が今日遅刻したことが、次回来る人も遅刻させるようなことはあり得ませんね。

それ以上に、彼女は今日わたしたちのために、わざわざここに出向いてくれたということを一番に考え感謝しなければいけません。

決して授業では学ぶことのできない、大変貴重な勉強をさせてくれました。道に迷った彼女が、そのまま帰ってしまったとしてもそれは仕方のないことだったのに、諦めずに来てくれたんです。

そして、彼女のケースは、今の現代人が一番陥りがちでまさにアーユルヴェーダが必要だというぴったりな症例でした。

もし彼女が黙ってそこに座っていただけだったら、あなたたちは彼女のプラクリティに気づけたでしょうか?

彼女が1時間、私たちに自分の話を語ってくれたからこそ、見た目とは違う彼女のプラクリティに気づけ、どうやって考察していくかということを学べました。

その恩恵の大きさにあなたたちはまず何より感謝しなければいけません。」

 

以上、私の拙い文章が先生の言葉をきちんと再現できてるか?という不安はあれど、

少しでも、皆さんに先生とアーユルヴェーダの世界観の大きさ・懐の大きさを感じていただけたらなと思うのだ。

どうでもいい小さなことに囚われイライラして勝手にストレス抱え、大事な事に目を向けずに感謝する気持ちを忘れてる日本人全体を諭されているような言葉でした。

 

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