スリランカの旅~18~Barberyn Reef 別れの日(1)
2015年5月8日
出発日の前日、クリスティンの部屋に招かれた。
彼女の部屋は本棟なので、窓を開けると目の前がプール。ベランダには水着で日光浴できるようにビーチチェア。
お風呂は湯船付で洗練されたインテリア。
英語苦手なもの同士。iphoneの翻訳ソフトの助けを借りながら、たわいないおしゃべり。
そしてクリスティンが、カメラに収まっている今まで旅した写真を見せてくれる。
一番印象に残ったのは、40日かけて旦那さんと歩いたスペイン巡礼の旅。
そこにはカラフルで壮大な世界が広がってた・・・あのスペインの広い空!!光と影、風だ!いつか必ず、私もいくぞって心に決める。
そして家族の写真。二人の息子さんとお嫁さんor彼女、そしてお孫さん。
日本以外の国ってほとんどが、仕事より友達より何より家族が一番!それを正々堂々と胸張って宣言して生きているのが当たり前なんだよね。
311あたりから日本も徐々に変わり始めたかな・・・。
日本人の魂は未熟だって聞いたことあるけど、男女問わず、いまだにサムライ魂引きずっている人が多いのかも。
「明日トゥクトゥクでスパイスとかお土産買いに周らない?ここで買うより1/10の値段らしいわよ」って誘われ、
(あれ?!帰国日言ってなかったかな)「私は明日帰国するの」と伝えると
呆然としてる。
「オーマイガー!!金曜日って来週の金曜日と思っていたから、あと一週間一緒にいられると思っていたのよ、なんてこと!」
・・・、しばし沈黙。
ここを去ったら、たぶん二度と会うことはない一期一会。
わかってたけど、胸の辺りがきりきり痛みだす。
なるべくギリギリまで考えないようにしてたけど、こんなにつらくなるなんて思ってなかったよ。。。
すっかりしんみりしちゃった空気をふき飛ばすように、本棟にあるヨガルームや秘密の部屋(おそらく特別な人用の施術ルーム)を案内してもらう。
別れの時…グッバイ言ったら、いきなり涙が溢れてきた。
驚いたクリスティンは、優しくハグして耳元で「大丈夫よ。心配しないで。」
と何回も何回も、まるで子供をあやすように慰めてくれた。
人との出会いって、会う回数が多いとか長く続けば本物ってわけじゃないっ、て私は思ってる。
「出会い」に意味はあるけど「別れ」にはそれほど意味がない。その人と成すべき課題をクリアしたら離れることになり、まだまだ課題が残ってるのなら継続するってだけ。
短い時間でも自分の人生にとって、どれだけ大切な宝物を残してくれたか、使命を果たせたか・・・
きっとクリスティンも、それを知ってるひとだ。
色んな想いを巡らせながら、レセプションに明日の送迎バスの確認をしにいく。
フロントにいる女性は、つたない英語だと「はー?!」みたいな感じだし結構頑固だからちょっと苦手。
Wifiが時間オーバーしたから、新しいパスコードくれって言っても、
(3時間まで無料、それ以降は3時間ごと500円くらい)
「そんなに早く切れるわけない。本当にログインできないのか?」って、画面見せても、ITは不得意みたいで相手にしてくれない。結局IT担当読んでもらって解決したけど(+_+)。。
なので、わたしはいつもこの男性マネージャーらしき人がいる時間をねらってる。(写真撮れなかったけど)
だからか、「また面倒なやつ来たな」って顔されるけど、辛抱強く聞いてくれるから、まだいいの。
バーベリンでは出発時間ばらばらのゲスト一人一人に合わせて、タクシーを手配してくれるらしい。
フライト時刻を聞かれて「23:30」を言うと、「では19時出発でいいか?」って言われる。
ゲストハウスに荷物預けてるし、最後の時間をゆっくりしたいから早く出たいと英語でトライするが、なかなか意図が伝わらない。
「ニゴンボ近くのゲストハウスに行く必要がある」「ニゴンボアレンジはできないぞ」
※コロンボアレンジとかはできるそう。知り合った日本人の方は出発前にみんなでお土産買いに寄るって言ってた。
「友達が空港に迎えに来るから大丈夫!」「友達??(ほんとかよ、この英語で大丈夫なのか?)」みたいな感じで、なかなか信じてもらえず。。
(↓以下、私の意訳がぞんざいですが、スタッフの方がこんな荒い言葉遣いなわけではありませんので、誤解なきよう)
「じゃあ5時でどうだ?」「5時ってAM?」「まさか!PMだ!」「ダメダメ
!too late!!」「じゃあ何時がいいんだ?」「12時」「え?!あり得ないだろ、早すぎる。そんなに早く空港に行ってどうするんだ!」「だから~・・ゲストハウスに行くんだってば・・」「わかったわかった。12時だね。もちろん、ランチは食べていくんだろ?」「YES」
しぶしぶ了解してくれて、やっとのことで、時間が決まった。
英語できないと、ほんと大変だけど、今思うとこういうやりとりが結構楽しかったな♡