Everyday Ayurveda 「毎日役立つアーユルヴェーダ」

アーユルヴェーダとはサンスクリット語で「生命の科学・智慧」 。自分の体質を知り自分らしく生きるエッセンスがいっぱい。

スリランカの旅~13~Barberyn Reef の薬草園見学ツアー

2015年5月4

今日も美味しいご飯からスタート。

私の一番のお気に入りはゴツゴーラ(ツボ草)の炒め物(写真の真ん中てっぺんに盛ってる)とクリシュナ先生イチオシの赤米ライス♪

※ゴツゴーラは血液浄化・血流改善に良いので、静脈瘤が少しある私には最高の薬草。

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朝ごはんはまずおかゆがサーブされる。見た目よりも苦くなくって美味しい。

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スリランカ料理の他に、グルテンフリーのパンがあったり、ローフードのサラダも豊富。

朝食と昼食はビュッフェスタイル。夕食はコースメニュー。

自分のルーム番号の置かれてたテーブルに座るけど、希望すれば、同じテーブルにもしてくれる。

席に座ると給仕の人が机上のカードに合わせて、薬草茶やジュースを持ってきてくれる。私はピッタに合わせたキュウリやスイカなどの冷性のジュースが多い。

 

私の場合、午前のトリートメントが7:45からスタートなので(リクエストすれば可能であれば変更もしてくれる)、レストランが開く6:30AM、一番に朝食を食べる。

そのあとフロント近辺のみで繋がるWifiでメールのチェック。

アーユルヴェーダのトリートメント前は空腹がいいはずなんだけど、

ゲストハウスでもここでもたんまり食べて受けている。

美味しいご飯を諦めるのは、私の心の健康に悪いからね(と勝手に解釈)。

朝のヨガクラスに出てる暇がないので、

毎日4:30に起床→シャワー→ベランダで太陽礼拝→瞑想→朝1のお薬→レストランへ

というタイムテーブル。

日本では早起き大嫌いだけど、この極楽生活、主婦にとっては、朝起きたらご飯が用意されてるってだけで、ワクワク目が覚めちゃうものだ。

 

朝と昼はビュフェスタイル。

「コントロールダイエット中はダメ」「シロダーラ中はダメ」などの表示はあるけど、

ここはリゾート、こっそり食べちゃうことは可能なので・・自己責任だね。

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映画「マダムinNY」で見た憧れのラドゥーとか見ちゃったら、取っちゃうよ。。

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毎日美しいサリーを着たアーユルヴェーダの女医さんがいるので

わからないことがあればなんでも聞けるし、毎日向こうから声をかけてきてくれる。

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英語のできない私は、この毎日の声がけがプレッシャーだったんだけど、

数日滞在し、ゆっくり他のゲストを観察すると

皆、それほど難しい英語は話してないことに気づいた。

「今日の調子はどうですか?」「とってもいいわ。あなたは今日も綺麗ね。そのサリーの色がとても似合ってるわ。」みたいな感じ。

で、こっそり聞き耳立てて、何個かフレーズをメモして真似してみることにしたら、

意外と朝のコミュニケーションが楽しくなってきた。

伝統的なスリランカ料理について質問するだけでもいいみたい。

「葉っぱは食べないで!」って言われたコレこなんて、まるで日本の柏餅〜。

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滞在後半になって、クリスティンとかと会話している私を見かけると、安心してくれたみたいで、あんまり向こうから声かけにこなくなった。

ゲストが楽しく過ごしてるか、それを一番気にしてくれてるみたいだ。

 

今日は2回目のDr.のコンサルテーション。

体の様子や体重の変化を聞かれ、施術プランの変更。

これだけ食べてるので、体重は減るわけはないが増えもしていない。

それなのに、この体の軽さ♪

今日から2日間は、アビヤンガのかわりにハーブペーストでのマッサージ(ガルシャナ)に変更。

そして今日の午後は初めてのバスティ(細長いチューブのつながった太ーい注射器にギーを入れ、お尻の穴からいれる浣腸)。

明日の午後はネートラタルパナ(目の周りに土手を作って、ギーを注ぐもの)。

私は特にリクエストしてないんだけど、先生が短期間でできるだけのものを体験させてくれようとしている感じがした。

それでも、腰痛があると言い忘れていたのに、一昨日「カティバスティ薬草茶版」とかを組んでいてくれたってことは、ヴァータ蓄積体質も考慮してくれてる様子。

今日質問したのは、先生が私のドーシャタイプをどう考えてるかってこと。

バーベリンでは脈診だけでなくいくつかの治療をしてみてから、その結果と最後の日に

質問シートに答えてもらった結果を合わせて決定するみたい。

でも先生は、この時点でのあなたをみるとおそらく「ヴァータピッタ」でしょうと答えてくれた。

バーベリンにきた時点ではすっかりカファの気配(鼻水とか)は消え去っていたので、

すっかり本来の自分に戻ってきたようだ。

今日は午後にアーユルヴェーダクッキングのデモンストレーションがあるので

それに出てもいいか聞いたんだけど、バスティの日は、部屋で休まなきゃダメと言われた。

セラピストの女の子にもクッキングが一番楽しみと伝えていたので、

助太刀に顔出してくれたんだけど、厳しい表情で「No!!」

残念だけど仕方ない。確かにバスティの後はいつ催すかわかんないから、トイレの前にスタンバイしていないと無理だし。。

また明後日コンサルテーションすることになる。

このあと先生はなぜか、日本に帰ってからの薬の取り方を丁寧に説明してくれた。

このときは理由がわからなかったのだけど、実は今日を最後に先生は、結婚式の準備でしばらくここをお休みする予定だったのだ。

最後にちゃんとお礼を言えなかったので、帰国してから及川先生に伝えていただく。

それにしても、先生が不在となる直前にここを訪れることになった偶然。

しかも他にも先生は5人くらいいるみたいなのに、全く知らずに担当してもらえるなんて・・・。

日本の先生たちが私をここに結びつけてくれたことに、改めて感謝する♡

 

ここで、一昨日の「薬草園」ツアーの様子をご紹介。

バーベリンリーフ内には薬草園もあり、実際に薬草を育て、飲用外用の薬剤も作ってる。

その実際の現場をDr.が案内してくれるツアー。

まずはダヌワンタリ神のご紹介。

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4つの腕に持つもの(ハーブ・不老不死の聖水アムリタの入っている壺・治療に使うヒル・経典)を説明してくれる。

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授業で及川先生が見せてくれたハーブの標本に感動したけど、それらが実際に並んでいる薬棚を見れるなんて感無量。。。

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ツアーの中に流暢な英語を話す女性がいて、積極的にどんどん質問している。

Dr.に質問したくてもなかなか言葉が出てこない私にはほんとに羨ましかったけど、

どうやらアーユルヴェーダの知識は無らしく、冷静に聞いてると難しい質問はしてない。(これはどのくらいの期間煮るのか、どこでも買えるのかとか)

クミンとか身近な食材から、貴重なものまでいくつかのサンプルの匂いを嗅がせてくれたり味見させてくれたり、所々簡単な質問もしてくる。

英語話せないくせに私が後ろから「ジンジヤー」とか当てちゃうので、バイリンガルな彼女のピッタを刺激してしまったせいか、その度にギロッと睨まれる(笑)。

庭に植わっているハーブをさしてスリランカでの名前で説明してくれるんだけど、現地の呼び名・英語でもないのでちょっとよくわからない。

でもきっといつか繋がるかもしれないなって、とりあえず可能な限り写真に収めてく。

応用クラスのテキスト持ってくるんだったと深ーく後悔・・・。

(これは◯◯の葉っぱだよってわかる方いたら、ぜひ教えてください!)

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Dr.が「これはアーユルヴェーダでももっとも有名なハーブなんだけど、知ってる人いますか?トリファラの一つなんだけど・・」っていうので

つかさず「アーマラキー・ビビタキー・ハリタキー!」って叫んだら

「そうそうアーマラキー!」

子供の頃よく見かけた、ネムノキに似てる。

アーマラキー

  • 科:トウダイグサ科
  • 薬用部分:実
  • グナ(性質 ):重性、乾性、冷性
  • ラサ(味 ):酸味、甘味、渋味、辛味、苦味(塩味以外すべて)
  • ヴィヴァーカ(消化後の味):甘味
  • ヴィールヤ(効力):冷性
  • ドーシャへの影響 :3つのドーシャを鎮静、とくにピッタを鎮静

アムラ・アーマラキー・ミロバランなどいろいろな呼び方がある。アーマラキーはサンスクリット語で看護婦さんという意味。

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授業で習ったとおり、古典のレシピに基づき何日も何ヶ月もじっくり煮ていく。

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患者さんの体力に合わせて、液体で処方したり粉や錠剤で与えたり、

必要なものと組み合わせたり・・・

実際の現場の様子を覗ける貴重な機会。

ぜひオススメです♪

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